若いうちは、夢は大いに語ろう。それは、若さの権利である!とわたしは思う。違うかもしれませんが…
夢は見るものではなく、持つ物、所有するような気がする。その夢を叶える叶えない関係なく、語り、叫べ、いい続ければ、誰かが聞いていてくれているかもしれない…口にしなければ誰の耳にも入らない。
お前に出来るはずがない!
わたしは何人にも言われました。夢はだいたい否定されるものなのです。それでいい!本人も半信半疑だ。でも叶えてやる!否定されればされるほど、やる気は湧いてくるものです。
しかし、叶いだすと景色が変わってくる。ここが落とし穴だ。わたしは自惚れた…自分の力なんて高がしてれるのに、その時は気付かなかった。わたしは、自力で這い上がったと勘違いした…夢を叫んで、聞いてもらった演出家、プロデューサーに助けてもらっただけなのに…
夢は、自分以外の誰かの力に助けてもらわないと叶わないと思う。だから自分一人でなんとかしようとするのは、得策ではないと思う。自分ではない、得体の知れない力に助けてもらおう。だからこそ、夢を語って努力する。
もし…役者、俳優に、免許があればわかりやすい!取ったら言いやすいし、わかりやすい!俺今黒帯なんだよなんて言えたらどんなけ救われるか…
わたしが子供の頃、おかんがテレビを見てこんなことを言っていた。
「へたくそな演技やわ!みてられへんわ」
わたしがしている仕事は、したこともない素人に、うまいへたの判断が出来ることです。ここが残酷です。だからこそ、繊細に大胆に演技をしなければ、評価されない。
しかも、その努力が報われるかというと、この仕事ほど努力が報われないことが多い。必死で覚えたセリフ、必死でした芝居、必死の平常心、完璧にした演技も、時間の都合でカットされると、何もかも水の泡…そんなこともある。
この理不尽と、うまく付き合わないと、やってられないそんな仕事だと思います。どの道こういうエラーは、後から笑い話になりやすいし。
でも、必死にした演技がちゃんと撮ってもらえて、世に出ることもあるからややこしい。しかも予想以上に評価されることもある。
その時に、勘違いしたら…常にアホでいるべきです。僕ではなく、回りのみなさんのお陰で出来た演技です。たまたま出来た芝居です。まわりのみなさんのお陰で奇跡が起きました…と本気で思っているべきだと思います。決して、俺の力だよなんて思うと…
役者…という仕事面白いけど、非常に残酷な面もある。だからこそ夢を所有するには逸材かもしれません。オススメはしませんがね。
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